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2025年04月14日

虫歯の予防方法!〝第二話〟

虫歯の予防法ってなに?
そりゃあ、歯を磨くことだろ?
確かに、正解であり、間違いでもあります。なに?禅問答?
前回では虫歯の原因を述べました。読んでない人は読んで下さい。

そこから導き出せる予防法は?

①酸化の原因となる物質を食べなければよい。→→→ 正解です。
②虫歯菌をほぼ根絶する。→→→正解です。

しかしなかなかの難問です。実際はかなり難しい。
実際戦時中は砂糖の不足で配給制となり、砂糖の消費が著しく低下したために虫歯が劇的に減りました。
ではこの飽食の時代に砂糖を全く摂らないなどという、修行僧の様な予防法は現実的でしょうか?無理です。QOLを落としてまでの予防はナンセンスです。

ですから当院では徹底的なブラッシングを推奨しています。
歯を食器に見立てて説明しています。汚れたままの食器で次の食事摂りますか?無理でしょう?しかし現実はほぼ全ての人が汚い食器のまま次の食事をしています。そりゃ、病気になるわ。
皿や茶わんは可視化できてますが、口の中の汚れは見えないのがそもそもの問題です。歯磨き粉のミントに騙されてさっぱり爽快感、磨けた気分になっているのが実情です。

凹凸のある食器を目を閉じて洗ってみてください。凹部は全く洗えていないでしょう?それが実情です。磨いている=磨けている、という常識を捨ててください。

1990年開業当初50代だった患者さんで、ほぼ完璧に磨いて半年ごとの検診でほぼ治療無しで8020(80歳で20本以上の歯を保有していること)を達成した患者さんも居られます。(残念ながら何百人と居る訳ではありません。)
今は患者さんの行動変容に至るまでの指導が未熟だったと反省しています。

口は食べ物の入り口です。出口は汚くても入り口は綺麗にしましょう。自身の長生きの為に。

虫歯でお悩みの方は、神戸市須磨区の笹原歯科医院までご相談ください。
当院では、CADCAM冠やホワイトニングなどの審美(美容)治療も行っております。